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2021年05月01日 未分類
ある日の訪問看護の会話から(^^)

「しあわせ過ぎて、ばかになりそう!」
先日、自宅に訪問した際の会話。
91歳の旦那様と暮らされている、92歳の方の一言です。

その話の内容は、若かりし頃の戦争時代…。
当時14歳で、戦争真っ只中。
学校(国)から人員不足の為、病院・郵便局・駅員・工場等に、自分の意思の有無もなく勝手に決められ、派遣されたそうです。

「あなたは病院に行きなさい」と言われ、看護婦の助手として従事。元々、青い上下の制服に赤十字の帽子を付けた看護婦は、憧れの存在!胸膨らませ看病に当たったが、膝に弾丸が貫通した傷病兵の、右から左に抜けるガーゼ交換を見た瞬間「ひゃ~!」ひっくり返ってしまい、自分が運ばれる…。看護婦落第…。その後は、ひたすら包帯を巻いていたそうです。

食べる物にも苦労され、美味しい井戸水、それが唯一の飲み物。
松の木の苗を植える。なぜかというと松の油から燃料を取るため。「え~!!何年この戦争は続くの~」と叫んだそうです。

とても、明るく笑いながらお話ししてくださりましたが、振り返れば「とても悲しい時代だった」。なので今の時代は、「しあわせ過ぎて、ばかになりそう・・・」とのことでした。
当時14歳、今は92歳。頭上を戦闘機が飛んでいた頃は、まさか90歳過ぎるまで長生きするとは思っていなかった。
「私はもう生きている価値が無い」と口癖のように言っていますが、そんな時代を必死で生き抜いてきてくださり、今の日本があり私達が存在するのだと思いました。
92歳、まだまだこれからです!

生きていて幸せだと思える住居・環境作りをすること。
これが、ロータススタッフの使命であると痛感致しました!
貴重なお話しを聞かせていただき、感謝いたします☆

 

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