突然ですが皆さん「アルコールアレルギー」ご存知ですか?
お酒を飲むと顔が赤くなるとか、具合が悪くなるとか、お腹の調子が悪くなるとか…?
いえいえ、そんな程度ではありません。
重篤な方になると、少しでも口に入れただけでアナフィラキシーショックを起こし命を落としかねなかったり、アルコールを含む溶剤が肌に触れれば蕁麻疹が出たり赤く腫れあがったり火傷したようになったり、噴霧されたアルコールを少しでも吸い込むと呼吸困難を起こしたり。
アレルギーに対する認識も広まってきていますが、世の中には様々なアレルギーが存在します。
蕎麦アレルギーなんかは命に関わるものだという認識が広く知られているのではないでしょうか。うどん屋さんに、「蕎麦とうどんは同じお湯で茹でています」と表示があったりとか。
でも、アルコールアレルギーって、それほど重篤な症状を引き起こす可能性があるものだって、日常生活で意識したことあるでしょうか。
恥ずかしながら私は先日Twitterで当事者のツイートを拝見するまで,
意識したことがありませんでした。
さて、今なぜこの話をするのかと言うと。
新型コロナウイルスの対策には、アルコール消毒が有効だと言われています。
消毒液を持ち歩いている人も増えましたし、様々な施設で消毒液が置かれるようになりましたよね。
でもその当事者の方は、隣の人がシュッとひと吹きしたそれが少しでも肌にかかると火傷したようになってしまうんです。
少しでも意識して欲しい、こういうアレルギーの人がいることを知って欲しい、というのがその方のツイートの内容でした。
ロータスでもコロナウイルス流行のこの状況を受けて、入館者様には全員に手指消毒を徹底的にお願いすることになりました。
当館ではアルコール性消毒液と、次亜塩素酸系消毒液の二種類を消毒液として使用しています。
もちろん、次亜塩素酸のアレルギーも存在しますので、どちらか安心な方で消毒していただけたらと思います。
そして外出先で消毒液をちょっとひと吹きする時は、今日のこの記事を思い出して、少し周りに気を配っていただけると嬉しく思います(*^-^*)