私はチームスポーツをしていることもあって、この問いについて時々考えることがあります。
今までの人生で「強いチームだと感じる集団」を仕事やスポーツなどで見てきた経験から、重要な条件の一つについて紹介します。
それは、、、「目指す目標が一緒」、、、ということです。
そんな当たり前のこと、、、と思われるかもしれませんが、意外と個々の目標が変わったり、見失ってしまうことも多く、皆さんも経験したことがあるのではないでしょうか。
私がしているスポーツチームで、「スポーツを楽しみたい!」「運動不足を解消するためにやる!」「相手に勝ちたい!」など、目標がバラバラのチームにいたことがあり、そのチームは結局上手くいきませんでした。
目標がバラバラだと、何のためにしているのか分からず、モチベーションが低下したり、連携が上手くとれなくなったり、結果的にチームとして強くなれないことを体験しました。
そして、これは私達の仕事、、、つまり医療・介護現場にも当てはめることができるなぁと、思います。
私達の仕事は他職種と連携すること、つまり、チームで在宅で生活する利用者の方に関わることが重要と言われています。
在宅の医療・介護現場において、みんなで目指す目標とは何だろう?と考えた時に、実は厚生労働省が既に大きな目標を立案しています。
その内容の一部を見ると「厚生労働省において、2025年を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進しています。」と言われています。この目標には根拠があって、2025年に団塊の世代が75歳になった時、後期高齢者の人口が病院数を圧倒してしまうため、最期までを在宅で送る必要があるのです。
つまり、私達の目標を簡単に言うと「チームで連携して、利用者さんが望む生活を自分らしく送れるようにする。」ということになります。
これも当たり前じゃない~、、、と言われると思いますが、先ほどのスポーツの例と同じように、こうした在宅の医療・介護現場でも目標がバラバラになることは、珍しいことではありません。
その原因は色々考えられますが、まずは目標を一つにして、それから一つ一つ問題を解決して、強いチームになる必要があるのだと思います。
正直、私達もまだまだ強いチームとは言えません。逆に言えばもっともっと成長できると信じています。というより僅か2年足らずで強いチームができるなんて甘い考えかもしれません。
強いチームの代表と言っても過言ではない、ラグビー日本代表の選手のインタビューを見ると、こんなことを話していました。
「僕らは4年間をかけて、チームとしての文化を作り上げてきたわけです。その文化がワンチームなんです。ワンチームというフレーズをここまで創り上げてくるのには、非常にいろんな苦労があったなぁ、って改めて感じます。」と話しています。世界で戦えるラグビーを作った背景には、たくさん意見を交換し合い、共に喜びや悲しみを共有して、強いチームに変遷したのだと思います。
繰り返しになりますが、私達はサービス付き高齢者向け住宅で働いており、他職種との連携を求められています。
住宅スタッフ・看護師・理学療法士・介護士・ケアマネージャー・管理栄養士など様々な職種と同じ目標に向かって、強いチームを作る必要があります。
ロータスは山鼻邸が竣工してから約2年半経過しました。まだまだ途中経過、これからもっと強いチーム、頼られるチームになりたいと思っています。
そのためには、意見を交換し合い、共に喜びや悲しみを共有する必要があると私は考えています。
チームとしての強さを求める、そんなスタッフが働く住宅で、生活したいとは思いませんか!?
気になった方は、是非ご連絡下さい!!