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2020年06月22日 未分類
『愛語』

室町時代の末期である1501年から1503年に
現在の静岡県浜松市天竜区二俣町に二俣城を築いた
今川氏の家臣・二股昌長の生涯を
あるTV番組で取り上げていました。
その中で、
同県周智郡森町一宮の極楽寺に幽閉されていた
二俣城主・近江守昌長公が
その20年もの間、
「愛語」を大切にしていたと紹介されており、
それは何だろう?と調べてみました。

岩波四字熟語辞典によると、
「和顔愛語(わがんあいご)」は
穏やかな顔つきとやさしい言葉遣いの意味で、
和顔=温顔
愛語=愛情のある言葉
でした。

また
浄土三部経の一つ
仏説無量寿経という浄土宗や浄土真宗の根本経典では
「和顔愛語(わげんあいご)先意承問(せんいじょうもん)」とあり、
その意味は、
相手の気持ちをおもんぱかって
先んじて和やかな笑顔と思いやりの言葉をかける
だそうです。

ここまで調べてくると、
これは私たちにとって必須のことだと
理解してきました。

そして振り返ってみると
思い当たることがいくつもあります。

それは
入居者様との会話です。
相手をおもんぱかられていることが
伝わってくることばかりです。

このような思いが
私たちにも常にあれば
今までとこれからのあらゆることが
優しく包まれてときほぐされ、
信頼も育まれて、
家族のように支え合えるようになるのでは?と考えています。

そのように信じて、
今日も
おはようございます。
ありがとうございます。
からはじめる「和顔愛語 先意承問」に励みます。
この念いが届きますように!

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