突然ですが、皆様は入浴の時、頭から洗いますか?体から洗いますか?
体はどこから洗いますか?腕?足?…
どこから洗うのが良いのか、というお話ではありません。
生活習慣、ひいてはその人の人生のお話です。
どこから洗うかは人それぞれ。
入浴の頻度も、お湯の温度も、ドライヤーを使うのか自然乾燥なのかも。
そういった生活習慣は細かいようですが、その人にとって大切な人生の構成要素だったりします。
「自分はこういう生活をしてきた」「こう生きてきた」という人生の一端です。
サービス付き高齢者向け住宅への入居、というのはつまりは長年住み慣れた家からの転居、ということ。
環境は大きく変わります。
変えなければならない生活習慣も、残念ながらあるでしょう。
食事の時間が変わったり、通っていた美容院を変えることになったり。
でも変えずにいられる生活習慣は、出来るだけ継続していただきたいと思うのです。
「入浴の時は頭から洗う」
そんな小さなことが、その方の人生の一端であり、それを守ることは、大げさに聞こえるかもしれませんがその方の「プライド」を守ることにも繋がる場合があるのです。
入居者様の、入居前の生活習慣。
それを知り、大切に守っていくことが、入居者様の「幸多い」人生に繋がるのではないか。
先日、入居者様と介護サービスについてじっくりとお話しながら、そんなことを考えた私でした。
先日ロータスに届いたお花はオレンジ色のバラ。
花言葉は
「プライド」
「幸多かれ」
皆様のプライドを守り、幸多い人生を送っていただけるように、これからも一層精進して参ります!(‘◇’)ゞ